基礎知識

はじめての住宅ローンを利用する方に必見!住宅ローン審査の基準を知ってみよう!

マイホームを購入する際、住宅ローンを利用される方は多いのではないでしょうか?
住宅ローンの借り入れを行う場合、金融機関より審査があるのはご存知ですよね。住宅ローンを借りれるためにはこの審査を通る必要があります。
マイホームは一世一代の買い物ですから、なんとしても住宅ローンの審査を通りたいですよね!
「審査って何を調べられるの?」「審査って厳しいの?」と不安になれる方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方のためにも今回は住宅ローンの審査について解説します。

  1. 住宅ローンの審査基準ってどんなの?
  2. 住宅ローンの審査はどれくらいかかるの?
  3. 住宅ローンの審査には何が必要なの?

といったさまざまな疑問についてお答えし、審査の具体的内容から審査に必要な書類などをまとめました。はじめて住宅ローンを利用される方は是非ご参考ください!

住宅ローンの審査基準

審査基準

次の表は住宅ローンにおける「審査項目」と審査の「具体的な内容」となります。
(総回答金融機関数:1,239社)

審査項目 回答数 構成比 具体的な内容(複数回答)
国籍 838 67.6% ①1日本国籍(648)
②永住許可・特別永住者(648)
③日本国籍の者の配偶者(82)
④その他(105)
性別 199 16.1%
借入時年齢 1,185 95.6% ①75歳未満(9)
②70歳未満(221)
③65歳未満(196)
④60歳未満(33)
⑤55歳未満(6)
⑥その他 (750)
完済時年齢 1,204 97.2% ①85歳未満(12)
②80歳未満(957)
③75歳未満(55)
④70歳未満(19)
⑤なし  (1)
⑥その他 (170)
家族構成 1,160 23.5%
年収 1,160 93.6% ①100万円以上(292)
②150万円以上(586)
③200万円以上(71)
④250万円以上(11)
⑤その他   (210)
所有資産 269 21.7%
返済負担率 1,024 82.6% ①50%以内(1)
②45%以内(40)
③40%以内(30)
④35%以内(39)
⑤30%以内(15)
⑥20%以内(1)
⑦その他 (84)
業種 362 29.2%
雇用形態 894 72.2% ①派遣社員は対象外(481)
②契約社員は対象外(405)
③自営業者は対象外(10)
④その他     (342)
雇用先の規模 275 22.2%
勤続年数 1,149 92.7% ①3年以上(271)
②2年以上(60)
③1年以上(645)
④その他 (230)
融資可能額(融資率)①購入の場合 968 78.1% ①80%以内 (61)
②90%以内 (19)
③100%以内(675)
④110%以内(16)
⑤120%以内(17)
⑥150%以内(6)
⑦その他  (162)
融資可能額(融資率)②借換えの場合 1,169 94.4% ①100%以内(196)
②150%以内(44)
③200%以内(294)
④300%以内(31)
⑤その他  (289)
担保評価 1,183 95.5% ①融資判断に影響   (684)
②融資判断に影響せず (82)
③融資判断の参考にする(411)
④その他       (36)
申込人との取引状況 569 45.9%
カードローン等の他の債務の状況や返済履歴 731 59.0%
金融機関の営業エリア 1,078 87.0% ①エリア内に居住(987)
②エリア内に勤務(458)
健康状態 1,186 95.7% ①団信加入が必要  (1,067)
②団信加入は不要  (8)
③団信加入は選択可能(92)
連帯保証 1,150 92.8% ①系列保証会社の保証が必要(788)
②連帯保証不要      (50)
③外部保証会社の保証が必要(361)
④その他         (176)
その他 65 5.2%

【回答金融機関の詳細】

合計 都銀・
信託銀行他
地銀 第二地銀 信金 信組 労金 農協 生保 損保 モーゲージ
バンク等
1,239 17 59 33 253 132 13 692 21 13

出典:国土交通省 住宅局「平成29年度民間住宅ローンの実態に関する調査(31ページ)」より抜粋

80%以上の割合で採用している項目を見ると、
・年齢
・勤続年数
・健康状態
・担保評価
・年収
・返済負担率

など、一般的に知られている内容を重視して審査していることが改めてわかります。

住宅ローンの審査期間

住宅ローンの審査期間は各金融機関によって異なるでしょう。
審査には「事前審査」「本審査」があり、それぞれ審査内容も違うため審査期間が異なってきます。

おおよその審査期間は
「事前審査」…1日〜7日程度
「本審査」……1日〜2週間程度(保証会社による審査・担保評価など)

審査の間に提出書類を準備する時間も考慮して、おおよそ1ヶ月程度はかかるものと考えておけばよいでしょう。

審査期間を公開している金融機関も存在しますが、実際に公開されている期間内で審査が終わるかどうかはそのときの混み具合や審査状況によって違ってくるかもしれません。

住宅ローンの審査に必要な書類

住宅ローンの審査に必要な書類ですが、「事前審査」「本審査」では審査内容の違いはありますが、2つに共通している書類も多くなります。

「事前審査」に必要な書類

【一般的な会社勤務の正社員・公務員の場合】
・事前審査申込書
・写真付き本人確認書類(運転免許証など)
・健康保険証
・源泉徴収票(直近1年分)

基本的に以上の書類を用意しておけば問題ないでしょう。ただ申込者の雇用形態によっては必要書類が異なる場合もあります。
「事前審査」の場合、提出書類はコピーでも問題ないでしょう。捺印する機会もありますが、事前審査は実印である必要はなく、認印でも問題ないことが多いです。(ただしシャチハタはNG)

「本審査」に必要な書類

「本審査」では「借入者に十分な返済能力はあるか」「万が一返済不可能になってしまった場合、購入予定物件に担保価値は十分あるのか」など、さまざまな厳しい審査項目があります。それにともない必要になる書類の数も「事前審査」に比べて多くなります。
【一般的な会社勤務の正社員・公務員の場合】

記入審査 ・本審査借入申込書
・個人情報の取り扱いについての同意書
・団体信用生命保険申込書兼告知書
本人確認 ・本人確認資料(運転免許証・パスポートなど)
・健康保険証
・住民票
・印鑑(実印)
・印鑑証明書
収入関連 ・源泉徴収票(1期分)
・課税証明書または住民税決定通知書
その他の借入状況 返済予定表など、契約内容やローン残高がわかる書類

借入申込者の収入面や雇用形態によって必要になる書類が変わってきます。
物件の「登記簿謄本」「建物図面」「売買契約書」などの物件に関する必要書類は不動産会社が用意することが多いでしょう。

「本審査」における2つの注意点

1.「本審査」では「実印」が必要となります。
  実印とは住民票がある自治体に登録している印鑑を指します。本審査では認印は認められません。
2.「本審査」では「書類の原本」の提出が求められます。
  そのためコピーした書類の提出は不可となります。

金融機関によって必要となる書類

住宅ローンを利用する金融機関によって必要となる書類があります。住宅ローンを利用する際は、提出書類の不備がないように事前に金融機関に確認しておくと良いでしょう。金融機関によってはホームページに住宅ローンに必要な書類のチェックシートを公開されている場合もあるのでチェックしてみましょう。

「会社役員」・「自営業者」・「個人事業主」が審査に必要な書類

【収入関連の必要書類】

事前審査 本審査
・会社経営者
・会社役員
・源泉徴収票(3期分)
・会社の決算書(3期分)
・会社の納税証明(その1、その2)
・自身の課税証明(3期分)
+ 事前審査書類
・個人事業主 ・確定申告(3期分) ・納税証明(その1、その2)(3期分)
+ 事前審査書類

「会社の決算書」「確定申告」は原則として「3期分」用意する必要があります。基本的に「会社の決算書」は「財務諸表」「附属明細」といったすべての資料の提出が必要となると考えておきましょう。
しかし創業からまだ3期も経っていない場合などは例外となるので、住宅ローンを利用する金融機関と相談してみてください。

住宅ローンの審査に通らない場合の対処法

住宅ローンの審査が通らない可能性

住宅ローンを借り入れする際、何人かに1人は審査が通らない方がいらっしゃるのは確かです。
そんな方は審査が通らない理由について振り返ってみるといいでしょう。

返済負担率が高すぎる

返済負担率とは申込者の年収に対する返済額の割合をさします。住宅ローン審査では審査用の金利を使って計算しますので、予定よりも借入可能額が低くなる可能性があることは理解しておきましょう。

完済時の年齢が高齢すぎる

基本的に完済時の年齢が70歳を超えてしまう場合、審査に通りにくくなるかもしれません。

団体信用生命保険に加入できないような健康上の理由

住宅ローンの返済期間はとても長いため、健康面に不安を感じられる方は完済が不透明になる可能性があるため、審査が通らない場合があります。

過去の支払いで滞納したことがある

各ローンに加え、携帯電話料金など金額の大小関わらず滞納した経験がある方は、信用が低いと判断されてしまいます。

担保評価が低い

物件そのものの価値です。中古物件の場合は特に借入金額に見合う不動産価値がないと判断されることがあります。

住宅ローンの審査に通らない場合の対処法

収入面の場合

審査に通らない理由が年収や借入金額など収入基準に関わる項目の場合、
・自己資金(頭金)を増やす
・借入金額を減らす

などの対処法で審査に通る可能性が上がるでしょう。

健康面の場合

健康面で引っかかってしまった場合は、
・加入基準が緩やかなワイド団信への加入
・団信に加入しなくてもよい「フラット」を選択

などの手があります。

滞納経験がある場合

信用情報に滞納の経験が記されている場合は、6ヶ月〜1年ほど様子を見て滞納記録が消されるのを待ちましょう。

年齢面の場合

住宅ローンには「親子リレー返済」というものがあり、親が借入した住宅ローンを、将来子どもが引き継ぎ、親子で連帯して債務を負い返済することができます。高齢で住宅ローンの借入契約を結んだとしても、親子リレー返済を利用することで子どもの年齢を基準とした長期の返済期間でローンを組むことが可能となります。

さいごに

今回は「住宅ローンの審査」をピックアップしました。マイホームを購入するにはかなりの金額が必要となるため、金融機関からの住宅ローン審査は厳しいかもしれません。
ギリギリ審査に通るようなローンプランだと後々の返済が苦しくなってくる可能性があります。それよりかはご自身の収入面や信用面などを考慮し、スムーズに審査に通るローンプランが返済もスムーズに行えるはずです。

関連記事

  1. 住宅ローンを借り入れするとき、連帯保証人は必要なのか?不要なのか?

  2. はじめての住宅ローン、覚えて損なし!住宅ローン用語一覧

  3. はじめての住宅ローン審査において申込前に知っておきたい5つの審査基準と…

  4. はじめて住宅ローンで「フラット35」を利用する方に知ってほしい!「フラ…

  5. はじめての住宅ローンの際、理解しておくべき3つの金利のタイプとは?

  6. 思わぬ落とし穴になりかねない!?知っておくべき住宅ローンのボーナス払い…

PAGE TOP